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夜空の星

日々思ったことを徒然と。管理人はただのオタクです。漫画とアニメと時々小説。

脳髄書籍論

書評 漫画

 読書について、改めて思うこと。

「本は脳髄であり、宇宙である。」と以前書いたりした。

airstar.hatenablog.com

  できることなら死に際は本に埋もれているといい。そんな風に思う。世の中に読書家はたくさんいるが、私もそのひとりだ。少なくとも並の人よりは読んでいる、と自負している。その構成要素は主に漫画なのだが。漫画だって立派な書物である。「読書」の中に漫画が含まれないはずもない。

 趣味は勿論読書である。アニメもけっこう観賞する。冷静になって振り返ると、それ以外に趣味と呼べるものがないことにこの前気づいた。(古)書店歩きも趣味と言えばそうだが、これは読書の範疇だろう。今までの人生これで困ることはなかった。しかし、出版業界人の前で趣味が読書というのはあまりウケがよろしくないことに直面してしまった。意外というか、あたりまえというか。

 つまるところ、読書の話は仕事の話なのである。

 趣味をこれから仕事にする者として、最初の壁らしきものにぶちあたった気がしている。かといって他にやることもないのだが。

 そんなわけで、少し違う方向性を模索することにした。個人史的には昔やっていたことを再開するだけの話なのだけれど。

 書評、である。中高生時代、ブログで漫画なりアニメなりの感想を書いていた。いま読み返すには少々「毒気」の強い文章を書いていた気がする。あの頃に味わった作品の数々は鮮明に思い出せるが、それなりの年数が経ってしまった。ブログで感想を書かなくなっても久しい。

 大学ではサークルで小説ばかり書いていたが、よくよく考えると私は元々書評/アニメ評(のようなもの)を書くのが好きだったのである。今年は先祖返りしてみよう、とそんな次第である。大学で批評の世界に魅了され、一時はそのような文章を書こうと意気込んでいたが、卒業を前に肩の力を抜いてみるとすっとあの頃に戻りたくなった。肩肘張らず、気楽に文章を書く。それをまた趣味にすればいい。

 こんな風に思ったのも、最近は暇があればTwitterを見て時間を潰すというあまりにも不毛な時間が増えてしまったと感ずるからだ。読書力の衰えが著しい。確かに本を読むには気力が必要なのだが、余暇をスマホに喰われるのはいかがなものかと思うわけだ。故に、ある種の自戒を込めて書評を書く、とここに誓約しておくのである。人生で一番熱心に読書をしていたあの頃を思い出して。

 当時よりは上手く文章を紡げるようになったとは、思う。黒歴史の詰まった記事はあと150以上ストックがあるので、そのうちまたサルベージして晒すのも面白いだろう。兎も角も、文章化しておきたかった本に対する思いをようやくアウトプットする決心がついたと言ってもいい。何事も行動あるのみ。

 と、カッコつけて宣言文をしたためてみたものの、またぞろ雲隠れしてしまわないように予告題を明示しておいて逃げ道を絶っておく。

  1. どうしようもない僕は、それでも救済を求めた――緑のルーペ試論(その1)
  2. 過去を殺し、過去に殺されないために――青山景『ストロボライト』
  3. 青春に囚われたすべてのクソムシどもよ――押見修造惡の華
  4. 解けない謎は恋――植芝理一謎の彼女X
  5. 私でないワタシとして生きる――ヤマシタトモコ『WHITE NOTE PAD』

 とりあえずの五選。予告してしまったからには書かねばなるまい。最後の逃げとして更新日は示さないでおく。とはいえ週一ペースで書きたい。習慣になればこっちの勝ち。筆がノってくれば小説とアニメについても書きたいものだ。目標は年内に100本記事を書くこと。細々と、ひっそりやっていきたいと思う。